ー次の日ー

いつもは、来るのが遅い吉田が早く来た!

「なんで、こんなに早く来たの?」

「車で来たから?」

「あー、そうなんだ。」

ふつうの会話をしていると、急に

「今日もラブラブですな。」

と、言う声が…

誰って思ったら、幼馴染みのリキがいた。

吉田が、はぁ?みたいな顔している 笑

って、そうじゃない。

「な、なにいってんの?」

焦って、噛んでしまった。

「だって、いっつもお前ら二人でいるんだもん。」

「バカじゃねーの。
俺らは、ただたんに話しているだけ!」

「そう言ってて、梨美のこと好きなんでしょう?」

吉田は、すごく顔が赤くなっていた。

私、今すごく笑いそう。

「まっ、これからもおしあわせに。」

私達は、なにも言えなかった。

ただ、唖然と立ち尽くしていた。


それからというもの、「お前ら付き合えばいいじゃん。」だとか、「お前らって、付き合ってんの?」
っていうことが、すごく言われた。

そして、吉田といる時間も長くなった気がする。

吉田が、早く来るようになってから、一緒に黒板に絵を描いたり…

すごく短い時間だったかもしれないけど、私にとっては、すごい長い時間だった。

こんな、恋ができるなんて、思ってもみなかったから。

プリが、うちの恋を応援してくれているように思えた。

私と真姫ちゃんは、こうなったのは、プリのせいだ!と、決めつけて、これを『プリの呪い』だと名付けた。