良介side



すんなりと終わった撮影

寮に帰ってきたのはもう本格的に外が真っ暗になっていた



そういえば、今年の新入生で隣の部屋に来たって今朝担任に言われた気が・・・


やっべ全く覚えてねー笑

ま、どうにかなるっしょ






この時の俺はこんな感じで軽く考えていて



まさかあいつが隣の部屋だとは思わなかった










背負っていたリュックの中から鍵を取り出して



差し込む、その時だった




「っきゃあああああああああああああああ!」





いきなり隣から女の悲鳴が聞こえて




それとともに隣の部屋のドアが勢いよく開けられた








そこから出てきたのは紛れもなく






さっき撮影を共にした音乃だった




「え、何?」