「それはお前たちが好きにするといい。俺の知ったことではないからな」 九十九は鼻で笑って間者を一瞥し、十六夜を見る。 「どういうこと?私が言うことを聞けば、あの人たちのことは殺さないって……」 十六夜は震えることで問い掛ける。 二人が話している間にも間者たちはずっと近藤暗殺についての作戦を練っている。 「約束が違うぞ!」 十六夜が怒りを露わにすると九十九は笑いを堪える。 「確かに俺たちは手を出さないと言った。でも討幕派には関係ないことだろう?」 それを聞いて十六夜は俯いた。