狂おしい赤と鈴の音に酔いしれてー前編ー






来た道を戻って櫛を探す。



落としてからそう時間は経っていなかったため、ちゃんと見つかった。



今度は落とさないようにしっかりと握る。



その時背後から殺気を感じて刀の柄を握る。



その手はやはり震えていた。



素早く振り返る。



そこには黒装束に身を包む人物の姿があった。