「十六夜ってどんなところに住んでたの?」 「森に囲まれた自然豊かな場所ですよ。空気も水も綺麗なところでした」 「へぇ。でも女の子が簪知らないなんてよっぽどだよね」 「元々家からそんなに出たことがなかったので、それが世間知らずの原因だと思います」 三人は納得したように頷く。 そしてコソコソと話し始める。 その様子を十六夜は不思議そうに見守っていた。