狂おしい赤と鈴の音に酔いしれてー前編ー




足音が近付いてくるのを聞いて正座し直す。



障子が開き、今日もまた土方が握り飯を持ってくる。



それをいつも通り美味しそうに食べた。



「いつまでも持ってきていただくのは申し訳ないので、明日から自分で用意してもいいですか?」



「別に構わねぇが隊士たちに迷惑はかけるなよ」



「はい。気を付けます」



そう言って十六夜は握り飯がなくなった皿を持って台所に向かった。