狂おしい赤と鈴の音に酔いしれてー前編ー






勢いよく布団から飛び起きる。



荒くなった息を整えて震える手をギュッと握り締めた。



幸い土方は部屋におらず、偶然にもいつも感じる視線はない。



ホッと一息吐くと着替えを済ませて土方が戻って来るのを待つ。



その間に先程見た夢の内容を思い出す。



それだけで胸が苦しくなる。



膝を折って顔を埋める。



そうしていれば少しだけ落ち着くような気がした。