木陰で寝転び、眠る少女を姿を見つけて男は近付いてくる。 足音がぴたりと止まった瞬間、少女はすかさず起き上がり手元にあった刀を抜く。 それとほぼ同時に男も抜刀した。 互いに刀を向け合い殺気が漂う。 しかしすぐに男は笑顔になった。 「気は抜いてないみたいでよかったよ」 刀を鞘に納めると少女の隣に寝転んだ。 少女も刀をしまい、再び横になった。