しばらく土方の部屋で土方が戻って来るのを待っていると、複数人の足音が聞こえてくる。
そしてそれは土方の部屋の前で止まり、部屋に入ってきた。
朝会った男と見知らぬ男二人を連れて戻ってきた土方は、座るなりすぐに話し始める。
「お前はここで面倒を見ることになった。お前には聞かなきゃならねぇこともあれば、話さなきゃならねぇこともあるが、まず新選組についてとここにいる人間の顔と名前を覚えろ」
そう言って土方は厳つく大柄な男を見る。
「ここは京都守護職である新選組の屯所で、この人が新選組の局長をしている近藤さんだ」
「局長の近藤勇だ。よろしく頼む」
近藤が頭を下げるのを見て、少女も慌てて頭を下げる。
少女が頭を上げるのを待たずに説明を再開する。

