狂おしい赤と鈴の音に酔いしれてー前編ー




部屋には土方と少女が残り、重苦しい空気が漂っていた。



「お前はどうしたい?」



土方の短い質問に少女は驚いていた。



あんなに自分を疑っていた人物がそれだけしか聞かないのか。



少女は不思議に思いながらも思っていることを伝える。



「私はここにいない方がいいと思います。三人にも言いましたが、私は皆さんに自分について話したくないと思っています。それでも信じて欲しいなんて言えません」



「そうじゃねぇだろ。俺は今てめぇがどうしたいか聞いてるんだ。信じる信じないはこっちが判断することだ。そんなことじゃなく、お前自身はどうしたいのか聞いてんだよ」



三人が言っていたのと同じことを土方に言われて、少女は驚いたような顔をする。