男たちは少女がついて来ないため、足を止める。
「ごめんなさい。気持ちは嬉しいけど、やっぱり駄目です」
「何で……」
「私には皆さんに言えないことが沢山あります。それでも信じて欲しいなんて虫のいい話通用しません。だから……」
「信じる信じないは俺たちが決めることだ」
「えっ?」
「土方さんならそう言うだろうよ」
小柄な男はそう言って背を向けると、歩き出す。
相変わらずついて来ない少女を振り返り声を掛ける。
「さっさと行くぞ。土方さんを説得するのは大変なんだ。ゆっくりしてると夜になっても説得終わんねぇぞ」
その言葉に少女は呆れて笑った。
「馬鹿な人たちだなぁ」
でもその声はとても嬉しそうだった。

