狂おしい赤と鈴の音に酔いしれてー前編ー




今度は二人ずつ並んで歩く。



三人が交互に後ろを歩く少女の隣を歩き、前を歩く二人はそれを羨ましそうに振り返っていた。



「おいそろそろ代われよ!」



「さっき代わったばかりなんだからまだでしょ」



賑やかな彼らの声を聞いて、少女は楽しそうに笑う。



しかしすぐに影が差す。



「どうかしたか?」



小柄な男が少女の変化に気付き、声を掛けた。