狂おしい赤と鈴の音に酔いしれてー前編ー




「そう……ですね。戦えないも同然です」



「どうしたんだ?」



中くらいの背丈をした男が心配そうに顔を覗く。少女はすぐにけろりと笑って首を振った。



「何でもありません。それよりも本当に送ってもらっていいんですか?」



「おう、いいぜ」



「何から何まですみません」



申し訳なさそうに肩を落とす少女の肩に大柄な男が手を置く。



「こういう時はありがとうって言っておけばいいんだよ。俺たちもその方が嬉しいしな」



「はい!ありがとうございます」



少女が笑ったのを見て男たちも微笑ましそうに笑った。