それに、の続きを待っていた十六夜は土方をずっと見つめている。 「それに、何ですか?」 続きが気になって十六夜が問いかける。 「何でもねぇよ」 十六夜の頭を豪快に撫でて、屯所の中に入っていく。 土方の後姿を見つめる十六夜は、自分の脈が少し速いことに気付く。 「十六夜」 名前を呼ばれて土方の方へ走っていく。 未だにドキドキと大きな音を鳴らす心臓を、走ったせいと誤魔化した。