「どういうつもりだ」 「無意味に拷問をされたくないだけです。それにある人に教わりました。敵対する相手に捕まった時点で命を絶て、と」 「餓鬼に随分な教えをする奴がいたもんだ。でもこれで少なくともお前が俺たちの味方じゃないことが分かった」 土方の質問に少女は淡々と答える。 それを土方は嘲笑した。 「こいつを取り押さえろ」 土方の指示を受けて三人が少女を見る。 しかしそのまま動かなかった。