「土方さんなら分かってくれると思ってました。新選組を誰よりも大切に想っているなら、私はここにいない方がいいって分かってますよね」 「新選組を想うからこそだ。お前も俺たちの仲間だろ」 「そう思ってくれるのは嬉しいです。でも……」 「お前の師匠が伝えたかったのは、お前なら人間とだって鬼とだって心を通わせられるってことじゃねぇのか?お前から線引きしてどうする」 「これ以上、私のせいで誰かに傷ついて欲しくないんです」 目をそらす十六夜の顔を土方の大きな手が包んだ。