狂おしい赤と鈴の音に酔いしれてー前編ー






荒い息が零れる。



飛んでいた意識が戻ってきたのか、だんだんと視界がはっきりとしてきた。



そして目に映ったのは己の最愛の人の血塗られた姿だった。



「うわぁぁぁぁぁ!」



十六夜は絶叫を上げる。



喉が裂けそうなほどの悲痛な叫び声を上げながら、その場に泣き崩れた。