荒い息が零れる。 飛んでいた意識が戻ってきたのか、だんだんと視界がはっきりとしてきた。 そして目に映ったのは己の最愛の人の血塗られた姿だった。 「うわぁぁぁぁぁ!」 十六夜は絶叫を上げる。 喉が裂けそうなほどの悲痛な叫び声を上げながら、その場に泣き崩れた。