「やっぱり戻って来てたか」 「何で分かったんですか?」 「刀が抜けねぇお前が捨てずに持ってたのには何かしら理由があるんだろ。そんなものを置いて出て行くとは思えなかった」 「大切です。これは私の道しるべだから」 どこか遠くを見ているような十六夜に土方は何も言えなくなる。 しばらく沈黙が続いて十六夜が言う。 「全てを話します」 十六夜は諦めたように笑った。