しばらく土方が十六夜を探していたが、やはり見つからず途方に暮れていた。 「ったく、どこ行ったんだ」 頭を掻いてため息を吐く。 一旦部屋に戻ろうとしてふと足を止める。 十六夜の着物や刀は部屋に置いたままになっていた。 それを置いたまま出て行くとは思えない。 土方は十六夜の眠っていた部屋に向かって歩く。 部屋の障子は開き切っており、中を覗くとそこには十六夜の姿があった。