溜まっていた仕事もひと段落付き、永倉に言われた通り少し横になろうと布団を敷く。 布団に入り目を閉じた。 睡魔に襲われ眠りに就くが、声も掛けずに勢いよく開かれた障子の音で彼の浅い睡眠は妨害された。 「土方さん!」 永倉が眠る土方に大声で声を掛ける。 「うるせぇぞ。一体何時だと思ってやがる」 「それはすまねぇが、そうも言ってられねぇんだ。十六夜がいなくなった」 それを聞いて土方は驚いていない自分に驚いていた。