ずっと部屋の前に座っている土方に永倉が声を掛ける。



「少しは休んだ方がいいんじゃねぇか?総司から聞いたけど、ずっとここにいるんだろ?」



「お前こそずっと看病してるんだろ。看病なんてやったこともねぇんじゃねぇか?」



「そりゃそうなんだが……」



言葉を濁す永倉に、土方が問う。



「責任感じてるのか?」



土方の問いが図星だったため、永倉は少し驚いた。