九十九の言葉で一同の目が十六夜に向く。 十六夜はバツの悪そうな顔をして、土方の胸を押した。 土方から離れて立ち上がると、地面に落ちた刀を持って九十九の前に立つ。 そして持っていた刀の切先を向けた。 「あんただけは逃がす訳にはいかない。ここで止めを刺す」 「そんな体でか?」 「例え相打ちになろうと、あんたを道連れに死ねるのなら本望だ」 十六夜がそう言うと、九十九が声高らかに笑った。