「何を言ってやがる」 「先程その男も見たんだろう。十六夜の傷が蓋がっていたのを」 九十九が原田の方を見ると、土方も原田に視線を向ける。 「あぁ、見たぜ。さっきそいつに刺された傷がもう治ってた」 それを聞いて一同に驚きが走る。 「当然だ。そいつは人間じゃないんだからな」 「何言ってやがる。馬鹿なことはその辺に……」 「そいつは人間じゃない。鬼だ。正真正銘のな」