狂おしい赤と鈴の音に酔いしれてー前編ー




「私、は……刀、抜いたら、今みたい……なる。だ、から……戦い、嫌だった」



涙を流しながら、十六夜は必死に土方に伝える。



「みんな、に知られ、たくなかった。ほんと……ごめん」



ごめんとただただ謝り続ける十六夜を見て、皆悲しそうな顔をする。



しかしその空気をぶち壊すように九十九が口を開く。



「言っておくがそいつはその程度で死なん」



それを聞いて土方が顔を上げた。