開け放たれた障子から見える綺麗な庭に男が三人正座させられている。



何とも珍妙な光景だった。



「こりゃあねぇぜ、土方さん」



「隊士たちを仕切る立場のお前たちがこんな遅くまで色町で遊び呆けたことは事実なんだ。これでも軽い罰だ」



土方と呼ばれた男はそう言って部屋の中で座っている少女に目をやる。



部屋に入って少女の前に胡坐を掻いて座ると、話を切り出した。



「わざわざこんなところまでついて来て、何が目的だ?」



土方の質問に少女は首を傾げた。