狂おしい赤と鈴の音に酔いしれてー前編ー




土方の頬に血が着く。



震える声で問い掛けた。



「何でだ」



その問いに返事はない。



「何でだ。何で庇った。……十六夜」



土方は自分の腕の中にいる少女に問いかけた。