狂おしい赤と鈴の音に酔いしれてー前編ー




土方の怒声を聞いても十六夜はずっと間者を見ていた。



その瞳は赤く瞳孔が開き、完全に狂っていた。



その異常さに土方の中にも恐怖心が生まれる。



刀を押し込まれて握力を徐々に失っていく。



土方の手から刀が滑り落ちかけた時、瑞希の刀を持った九十九が十六夜の背中を刺した。