怯える間者たちに十六夜が近付き、刀を抜く。 「待て。頼む」 「お願いだから殺さないで」 情けない声を上げた間者たちを十六夜は次々と斬っていく。 間者たちの絶叫が屋敷に木霊し、騒ぎに気付いた者たちが走って来る。 真っ先に現れた土方と近藤は何が起きたのか分からず、ただ茫然と立ち尽くしていた。 しかし十六夜が最後の一人に止めを刺そうと迫っているのを見て、土方は抜刀し駆け寄る。 十六夜が振り下ろした刀を何とか受け止める。 「おい、てめぇどういうつもりだ」