「、、、で?その通知が今日来んの?」


「うん…」

はぁー。


「ねー。ため息ばっかつかないでよー。ランチが死んじゃう!」


「うん…ごめん」



って優子!コンビニ弁当にうまいもまずいもあるかっ!


コンビニ弁当を食べているみなさんほんとにごめんなさい。はい。






「だって…」


受かってる自信、ないんだもん。


「いや、受かってるよ。」



「なんで言い切れるのよぅ。」


「そろそろ自分のレベルの高さに気づいた方がいいと思うけどね。」



ほー。ちょっとよく分かんない。








チャリラリラリン♪
チャリラリラリン♪



私のスマホだ。


画面には『島崎さん』


えっっ。もう?!







「すみません!まだ心の準備が!」

言い終わらないうちに島崎さんの興奮した声が降ってくる。




『おい!受かったよ!!!』



「ほんとですか?!どこにですか!!!」



『全部!!!!』




は?




『全部受かった!!!だから言ったろ?絶対いけるって!』





なに言ってんだ、このひと。






…ん?





全部受かったあああああああああああ???!!!!



「マジですか???!」




『マジ卍!!!!』


最近、島崎さんはなんとか若い人たちに遅れをとらないように卍を習得したばかりだ。


使いたくてたまらないみたいだから、あえて放っている。


たまに使い方違うんだけどね笑



そして私は、晴れてモデルとなった。

女子高生からの支持率No.1の雑誌。
『candy』の。