「ゆかり…、やっぱりまだ根に持ってるんじゃん…」
「違うよー、流れで話しただけだよ」
辞令が下りるまでは秘密にしていた事を秋葉さんが根に持っていると思い、いじける副社長に否定する秋葉さん。
二人のやり取りが可愛らしくて、笑みがこぼれる。
二人の良好な関係が羨ましくもある。
私と相良さんの関係は良好とは言えず、相良さんに左右されては悩み事が増える。
会社ではクール気取ったり、落ちかけたダンボールを足で押したりして素行が悪いと思えば、プライベートではエスコートしてくれて私を甘やかしたりするし…
相良さんって、よく分からない。
この人、本当は多重人格なのかな?
「ここでいいの?」
「うん、このブランドが似合いそうだから、ここにする」
相良さんはあまり会話に混ざらず、三人で会話をしている内に目的地付近に着いたらしく、駐車場に車を停めてから言われるがままに歩くと秋葉さんがお目当てのショップに着いた。
秋葉さんに手を引かれてショップの中に入り、周りを見渡すと可愛らしい洋服が沢山あった。
店員さんが「いらっしゃいませ」と微笑みかけてくる中、ショップの奥側に位置しているパーティードレスなどが置いてある場所に辿り着く。
「くるみちゃん、どんなのが好き?」
秋葉さんに尋ねられたが、聞かれても疑問しか浮かばない。
このドレスを選ぶ意味は何だろう?
「えっとぉ…」
「相良さんから一緒に選んであげてって、お願いされてるの。相良さんがプレゼントしてくれるから遠慮しなくていいみたいだよ?」
私が戸惑っていると秋葉さんがニコニコしながら私に話しかける。
「…ゆかりも選びなよ。あ、コレがいい!」
「無理っ!だって身体のラインが出すぎるからもん!」
「えー、着て欲しかったのに!」
副社長が差し出したのは身体のラインが綺麗に出そうなタイトなデザインのドレス。
秋葉さんになら大丈夫だと思う、副社長もそれを分かっているから勧めたのだと思われる。
「違うよー、流れで話しただけだよ」
辞令が下りるまでは秘密にしていた事を秋葉さんが根に持っていると思い、いじける副社長に否定する秋葉さん。
二人のやり取りが可愛らしくて、笑みがこぼれる。
二人の良好な関係が羨ましくもある。
私と相良さんの関係は良好とは言えず、相良さんに左右されては悩み事が増える。
会社ではクール気取ったり、落ちかけたダンボールを足で押したりして素行が悪いと思えば、プライベートではエスコートしてくれて私を甘やかしたりするし…
相良さんって、よく分からない。
この人、本当は多重人格なのかな?
「ここでいいの?」
「うん、このブランドが似合いそうだから、ここにする」
相良さんはあまり会話に混ざらず、三人で会話をしている内に目的地付近に着いたらしく、駐車場に車を停めてから言われるがままに歩くと秋葉さんがお目当てのショップに着いた。
秋葉さんに手を引かれてショップの中に入り、周りを見渡すと可愛らしい洋服が沢山あった。
店員さんが「いらっしゃいませ」と微笑みかけてくる中、ショップの奥側に位置しているパーティードレスなどが置いてある場所に辿り着く。
「くるみちゃん、どんなのが好き?」
秋葉さんに尋ねられたが、聞かれても疑問しか浮かばない。
このドレスを選ぶ意味は何だろう?
「えっとぉ…」
「相良さんから一緒に選んであげてって、お願いされてるの。相良さんがプレゼントしてくれるから遠慮しなくていいみたいだよ?」
私が戸惑っていると秋葉さんがニコニコしながら私に話しかける。
「…ゆかりも選びなよ。あ、コレがいい!」
「無理っ!だって身体のラインが出すぎるからもん!」
「えー、着て欲しかったのに!」
副社長が差し出したのは身体のラインが綺麗に出そうなタイトなデザインのドレス。
秋葉さんになら大丈夫だと思う、副社長もそれを分かっているから勧めたのだと思われる。



