あなたは野球を始めて、私はピアノを始めた。





遊ばなくなったが、話はよくしていた。





「俺、好きな人できた!」





それを聞いたときは私の中では恋なんて、無くてわからなかった。





あなたの初恋の相手は私の親友だった。





今思えば、親友が恨めしいよ…。





でも、あなたはいつの間にか初恋は終わっていて、野球に専念していた。





そんなある日、私は不登校になっていた。