先代の私 でも、、、

「……彩華、静夜にはどこまでさせましたか？」



？



どこまでさせたという言葉と、

妙に真剣そうな声音で気になり目を開けて綾人を見る。



顔も真剣そうだ。



「僕が告白した時も静夜って言ってましたし、抱き上げたり、膝枕したり、抱き着いたり……」



おや？

何か顔が赤い綾人。



「可愛い」



「え？」



思わず呟いてしまい、あっしまった。と思った時には、

フワッと抱き上げられていた。



「可愛いなんて、言えない様にしてしまいましょうか」



ニコッと微笑んでいるのに、圧がスゴイあるのに静司兄を思い出しつつ、

抱き上げられた事にまた顔が赤くなる。



身体が密着し、顔も近くほんのりと良い香りがする。



嬉しさと羞恥心の混じった感情を感じつつ、

やっぱり綾人が好きだなーっと思うのであった。