先代の私 でも、、、

………。



謝罪するべき……なのだろう。



ただ、私は今行けないよ。

行く気に……なれないよ。



昼食は昨日の残りがある。

ただ、鍛えるのは桃香達に頼む他無いな。



携帯で電話を掛ける。



『もしもし彩華?どうしたの?』



「桃香…。悪いがこっちに、鎮か環か千尋か桃香か誰でも良いから来て…くれないか……?」



『ちょっ!何があったの!?』



「いやちょっとな。空気が気まず過ぎるのと、私自身の我儘なんだが……」



『私!私と、えーっと千尋が行くから!すぐに行くから待ってて!』



「いや、ちょっと私は出掛ける」



『ええっ!?ハッ!まさか敵対しそうな族潰しに行くとか言わないよね!?』



「どうかな」



『ちょっ!』「屋敷を頼んだよ」



『彩華!』

ーピッ



言葉での謝罪が出来ないならせめて、行動で示させてもらおうか。



縁側から部屋に入り、家業の服に着替えてパーカーを羽織る。



来た道を少し戻って玄関で靴に履き替えて車庫に向かい、バイクを出して家を出た。



桃香と千尋ならもうすぐつくだろう。

急がないとな。



バイクに股がり、毒牙関係の異端の倉庫へ向かう。



向かう途中、運良く桃香と千尋には会わなかった。



その後私は、毒牙関係の異端の族を5つ潰した。