髪も乾き、色々後片付けをしてから脱衣場を出て廊下を進む。



月明かりに照らされながら、廊下を進む自分の足音や回りの音に耳を澄ましながら自室に向かう。



戸締まり等は既に完了してる為、あとは眠るだけだ。



………。



自室に入り、羽織を脱いで予め敷いておいた布団に横になる。



ふかふかの布団は冷たく、体温が少しずつ伝わっていき時期に暖かくなるのが分かる。



使い慣れた布団、着なれた肌着。



いつもと何1つ変わらっていないのに、何故かする胸騒ぎにも近い感覚。



この勘が当たらない事を祈りつつ、私はそのまま目を閉じた。