目を覚まると、いまだに私の上に居る眠っている静夜。



6代目達はそろそろ緊張も解けただろうか。



居心地が悪いのなら、帰ってくれても構わないのに……。



少しずつ居る時間を伸ばして、慣れたら泊まる方が夜も眠れるだろう。



睡眠は大事だぞー。



………そういえば、今何時だ?



ふと気になって時計を見ると、指していたのは4時前。



………おやつ、出し損ねた。

いやそもそも飲み物すらも出してなかった。



………それよりこの後どうするか。



二度寝?それとも起きる?



二度寝だと楽だし、

起きるとなると確実に静夜を起こさないと起き上がれないぞ。



だが、このままだと夕飯が遅くなる気がする。



………そういえば家で夕飯を食べるのだろうか。



頭が覚醒して行く。



「んー、あー」



寝転んだまま伸びをして、上に乗る静夜を起こすか起こすまいかを考える。



起こすとなるとこの寝顔が見れなくなる。

起こさないとすると静夜は6代目達の所へ戻れ…ない。



ん?

そういえば静夜は6代目達の緊張をどうしようかとここに来て……、そのまま寝た。



これは早々に起こした方が良いのでは?



少し考えたがその結果に至り、静夜を起こす。



「静夜、静夜起きろ」



「んー、えー」



スリスリと胸に顔を埋めて離れようとしない。



「静夜、もう4時前だぞ」



「えー、4時ー?」