「お昼時だし、ランチでもしようか!」
「うん!お腹空いた〜!」
私たちは再び車に乗り、
近くのショッピングモールに移動し、昼食をとった。
「ちょっと買い物付き合って?」
「いいよ?」
隆弘に言われ、着いた先には、アクセサリーショップがあった。
「お揃いのブレスレット買おう。」
「え…?いいの?」
「いいよ。
みんなそこまで見ないと思うし。」
「隆弘も付けられるやつがいいから……。
これ!!」
私が選んだのはペアのブレスレット。
「いいじゃん。
シンプルで俺、好き。」
「本当!?よかった〜!」
「本当。喜んでもらえてよかった。」
「隆弘……。あのね……?」
私は躊躇いながら言った。
「隆弘の連絡先がほしいなぁ〜って思ったりしちゃって……。」
「そういえば、交換してなかったね。
しようか。
スマホ貸して?」
私は隆弘にスマホを渡した。
「はい。」
スマホを見ると、画面には隆弘の名前、メールアドレス、電話番号が入っていた。
「ありがとう!!!」
私たちはブレスレットを買い、ショッピングモールを出た。

