そして、荷物を取り靴を履いているとき、
「華織。今日、やっぱり行きたくない。」
「え!!どうして!?」
いきなりのことで私は思考が追いつかなかった。
「私、何か悪いことした?」
私はいつの間にか目に涙を浮かべていた。
「今日の華織、いつも以上にかわいすぎ。
他のやつに見せたくないんだけど。」
と、隆弘は照れながら言った。
「え……?」
「行きたくないなんて嘘。
でも、もうそれ以上可愛くならないで?
俺、もたないから。ね?」
と言って、手を差し出してきた。
私は隆弘の手に手を重ね、握った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…