「それじゃあ、いくよ? 『3.2.1』で押すからね!?」 「分かった!分かった!!」 いかにも緊張して焦っている茜ちゃん。 そう。今、ピアッサーで茜ちゃんがピアスを開けようとしている。 「いきます!!! 3!2!1!」 ーーパチンッッッーー 「いったぁぁぁぁぁいいいいい(泣)」 私の目の前には涙目になっている茜ちゃん。 「よく頑張ったね〜」 私は茜ちゃんに言いながら、頭を撫でた。