幼なじみともあり、歌の相性は抜群だった。
「「「「す、すげー!!!!!!」」」」
「私、感動しちゃったよ〜」
「俺も!俺も!」
私たちが歌い終わり、クラスの他の子達も歌い始めた。
すると、
「橘。」
「先生!」
そして隆弘は私の横に座った。
「楽しんでる??」
「とっても!!!!」
私は笑顔で返した。
「それはよかった。」
と先生は言って、私の手を皆には見えないように握った。
「ちょっと…!!
見つかっちゃうよ!!!」
私は小声で言った。
「大丈夫。皆盛り上がって気づかないから。」
私はまた隆弘に流され、
しばらく手を繋いだままだった。

