「あ、でも……」



「でも???」




「私、水着持ってない……。」




「じゃあ、今から買いに行っちゃいます???」



「行っちゃいますか!!!」



私たちは近くのショッピングセンターまで歩いていった。



「沢山あるね〜」



「華織は脚細いから、



バンバンッ脚出していいと思う!



だからこれとかは???」




「お、それ俺好み〜」



後ろを見ると、先生がいた。




「先生!?なんでここに!?」




「暇だったから〜。



俺も夏休み海行こうかなーってな。」




「え、桃瀬彼女いるの!?!?」



茜ちゃんの言葉に私の心はズキッとした。



「秘密〜。」



(今の『ズキッ』ってなによ…。)