「さ、帰ろ!!!」
私たちは帰りながら夏休みの予定を話していた。
「華織は夏休みの予定は??」
「うーん。お母さんたちが帰ってくるってぐらいかな???」
「あ、おばさんたち帰ってくるんだ!
じゃあ、海行かない???
うちの叔父さんがさ、海の家経営してて、
バイトが集まってないんだって。
だから、お願い!!!
1週間ぐらいなんだけど……。
泊まるところもあるし。ね?
この通り!!!!」
茜ちゃんは手を顔の前に合わせていた。
「いいよ!いいよ!!!
楽しそうだし!!!
私で良ければ!!!」
「ほんと!?ありがとう〜!!」

