入学して約1ヶ月。



やっと、生活にも慣れてきた。




今は昼休み。




なにか廊下が騒がしい。




「橘さん!!!」




「呼んでるよ!プリンスが!!」




と、言われ見てみると、見知らぬ人。




(プリンス……??誰……??)




「橘 華織さん??



僕とお付き合いしませんか??」




「あのー、失礼ですけど、


どなたですか???」




「僕 3年4組 柿木園 飛雅(カキゾノ ヒュウガ)です。



よろしくね。」



ニコッと微笑みながら、私にウインクをした。




「私「返事は今じゃなくていいよ。」




僕はいつまでも待ってるから。」




と、言って立ち去っていった。




「こりゃー、大変だね。橘さん。」




「先生!!!」