今からキャンプファイア。



「まずー、みんなでフォークダンスしまーす!!!」



「この歳でフォークダンスとかウケる。笑」



茜ちゃんはツボにはまっていた。




「俺、最初に橘さんとかやべぇ…。」


と言っていた。




「ごめんね。今手汗ヤバいんだよね…笑」




「全然!!!気にしないで!」




「ありがとう。」




音楽がなり、フォークダンスが始まった。




そして、




「こんばんは、プリンセス。」



「先生!?!?



なんで入ってるの!?!?」




「教師が入っちゃ悪いかよ〜。



教師も人数合わせに入れって言われたの!



ま、橘と踊れるし、いいってことよ!」




先生と繋いでいる手は熱を帯びていた。




心臓もドキドキしている。




きっと顔も赤いだろう。





「楽しんでるじゃん、先生も。」




「まーな。」




そして、音楽が止まった。




「先生、ありがとう。



踊ってくれて。」



私は手を離した。




「こちらこそありがとう。橘。」




「うん!!!」




私はドキドキが止まらなかった。



(治まれ〜治まれ〜。)