長くて、息がもたなくなって、 私は隆弘の胸を叩いた。 しかし、その手を掴まれた。 少しすると、隆弘が離れた。 「今のは不意に言う、華織が悪いんだからな。 俺も好きだよ。華織のこと。」 「隆弘もじゃん。 そろそろ戻らなきゃ。」 と言って、ドアに手をかけたとき、 「出るからには頑張れよ。ミスコン。」 「ありがとう!!」 と言って、私は準備室を出た。