「では皆さん、出し物投票1位目指して頑張りましょう!!!」



烏水さんの一声でクラスが1つになった。




「橘さん。じゃ、またあとで。」




「あ、うん!またあとで!」




最初の1時間は私と茜ちゃんと烏水さん。




「ガンガン稼いじゃうよ!!!!」




「茜ちゃん…笑」




「開店しまーす!!!」




そして、一気に人が多くなり、お店は大繁盛。



「そこのおねぇーさん。



俺たちと一緒にこのあと過ごそうー?」




「あの…そういうのはお断りしてまして…。」




「え〜。いいじゃん!回ろうよ〜」




「かお…。



あのうちの従業員に何か??」




「お、この子も可愛いじゃん〜!



君もさ、一緒に回ろうよ〜!!」




そこのお客さんは私の手首をなかなか離してくれない。




((どうしよう……。))




と思っていたときだった。