私は泣きそうになっていた。 「橘!!!」 聞こえた声は私の大好きな人の声。 「せんせ……。」 「どした?なにかあったのか?」 私の目には涙が溜まっていた。 「ちょっと移動しようか。」 と言って、行った先は英語準備室。 鍵を開け、ドアを開いて、 「入って。」 と言って入った後、内側から鍵をかけた。 「どした?」 優しい声をかけてくれる隆弘。 「まだ終わらないよね?私たち。」