想えば想うほど






『うん、知ってたけど。良かった。』







彼が


イタズラっ子みたいに


笑う。



同時にあたしも笑う




次の瞬間には


彼の匂いに


温もりに


包まれていた。




あぁ


抱き締められるのって


こんなに


こんなに



幸せ感じるんだ




こんなに


こんなに



温かいんだ。





あぁ


あたし








彼が













大好きだ―――