はちみつ・lover

「はぁあ・・・もう、何がどうなってるわ

け?」

私は一人頭を抱えた。

何で私・・・スーツ着たまま彼の寝室で寝

てたの?彼とキスした記憶まではあるんだ

けどな・・・


考えてもどうにもならないので用を足すとト

イレから出た。リビングに行くとTシャツに

チノパンを穿いた彼がキッチンで手際良く

料理を作っていた。


「おはようございます、葵さん」


彼は私に向かって相変わらずの甘い笑顔を

向けてくる。ドキッとしつつも平静を装って

イスに腰掛けた。

「ねえ、倉持くん」

「はい?何ですか」

「その・・・昨日の事、なんだけど」

昨日あの後何があったのか訊こうと思い口

を開く。だけど彼に見つめられると緊張し

てしまいどうする事も出来なかった。

「あの・・・何でもない」

「何ですか。訊きたい事あったら何でも訊

いてください」