会議室に入り、霧島課長と向き合う形で、伊勢くんと私は座った。
課長は手元のタブレットを操作しながら、考えこんでいるように見えた。
「えー、伊勢と宮本のコンペ作品が佳作に選ばれた訳だけど、二人で相談して1つデザインを考えてほしい。
単に、二人の作品のいいとこ取りだけじゃなく、まったく違うものでもいいし」
「二人で、ですか?」
伊勢くんが、確認するように聞いた。
「二人で飲みに行く仲なんだろ、別に困ることじゃねーよな?」
「はい」
伊勢くんは、キッパリ返事した。
「いいのができたら、採用される可能性もあるからな。
がんばれよ」
「はい」
霧島課長は先に会議室から出ていった。
「・・・ビックリしたね、伊勢くん」
「何を言われるのか、めっちゃ緊張した」
「とりあえず、がんばろう」
「おまえ、足引っ張んなよ」
「失礼だな、もう」
課長は手元のタブレットを操作しながら、考えこんでいるように見えた。
「えー、伊勢と宮本のコンペ作品が佳作に選ばれた訳だけど、二人で相談して1つデザインを考えてほしい。
単に、二人の作品のいいとこ取りだけじゃなく、まったく違うものでもいいし」
「二人で、ですか?」
伊勢くんが、確認するように聞いた。
「二人で飲みに行く仲なんだろ、別に困ることじゃねーよな?」
「はい」
伊勢くんは、キッパリ返事した。
「いいのができたら、採用される可能性もあるからな。
がんばれよ」
「はい」
霧島課長は先に会議室から出ていった。
「・・・ビックリしたね、伊勢くん」
「何を言われるのか、めっちゃ緊張した」
「とりあえず、がんばろう」
「おまえ、足引っ張んなよ」
「失礼だな、もう」


