「ごめん遅れて」
テーブル席がいっぱいだったのか、伊勢くんはカウンターの端に座っていた。
「また課長になんか言われたのか?」
「うん、帰ろうとしてたらちょっと、ね」
「あんま無理すんな、課長には言えない愚痴なら、俺が聞くから」
「伊勢くん、やっさしーい」
「からかうなよ」
ビールで乾杯し、最初は仕事の話をしていた。
現場に納品したら、色を変えたいと施主が言ってきたとか。
M社のグリル、あれいいよね、とか。
話が一段落して、少しの静寂のあと。
「伊勢くんとこうやって飲むことなんてないと思ってたよ」
誘われて、正直な感想を言った。
「俺は、もっと前から誘いたかったけど」
「え、そうだったの?」
テーブル席がいっぱいだったのか、伊勢くんはカウンターの端に座っていた。
「また課長になんか言われたのか?」
「うん、帰ろうとしてたらちょっと、ね」
「あんま無理すんな、課長には言えない愚痴なら、俺が聞くから」
「伊勢くん、やっさしーい」
「からかうなよ」
ビールで乾杯し、最初は仕事の話をしていた。
現場に納品したら、色を変えたいと施主が言ってきたとか。
M社のグリル、あれいいよね、とか。
話が一段落して、少しの静寂のあと。
「伊勢くんとこうやって飲むことなんてないと思ってたよ」
誘われて、正直な感想を言った。
「俺は、もっと前から誘いたかったけど」
「え、そうだったの?」


